一般知識対策|政治・経済・社会
政治・経済・社会の対策を解説します
政治・経済・社会 掲載項目一覧
近年の出題数
2010年度試験では、7問出題されました。
政治・経済・社会は運によるところもあり、「いかにして不正解を最小限に食い止めるか」が重要な教科と言えます。
どのような教材に取り組めば良いか
まずはお手持ちの行政書士試験用テキストや問題集をしっかりつぶされてください。
これが最優先です。
それとともに、社会情勢や時事問題がまとまった書籍を繰り返し読むことも良いと思います。
もちろん、新聞やニュースも有効です。
ただし、新聞やニュースのすべてが有効なわけではないので、行政書士試験用テキストや問題集のほうが効率的です。
これだけでもかなりの量になるとは思いますが、もし余裕があれば、それらの周辺知識まで調べて押さえておくと、なお効果的です。
過去問については、「どのような分野が取り上げられているか」「取り上げられているテーマがどのような形で問われているか」を把握する程度で良いと思います。
過去問の知識を再度問われることはほとんどないと思いますので、問題を解きまくる必要はないと思います。
どのような勉強方法を取れば良いか
基本的には法令科目と同じで、インプットをした後にアウトプットの練習をするというスタイルが効果的です。
その理由は、いきなり問題集でアウトプットをしても、その問題に絡む主旨全体を把握していないと解けない問題があるからです。
あと、直前期には要点がまとまっている資料に目を通すことも良いです。
文章理解と比べれば、直前期に一気に仕上げることのできる教科ではありますが、そうなると直前期に法令科目がおろそかになるので、その前からバランスよく取り組むことが良いです。
生活の中ある「すき間の時間」でも学習できる科目なので、そのような時間にもテキストや関連書籍を読む意識を持っていただくと良いです。
僕が受験生だったときの取り組み方
旧試験の「社会科学」向けの取り組み方ですが、基本的な部分は同じです。
ご参考いただけると思いますので、ご覧になってみてください。
どの分野に取り組んだか
政治、経済、社会保障、国際関係、企業会計、時事問題などの分野はすべて取り組みました。
その他の分野はやっても不効率だと思いましたし、やる余裕もなかったので捨てました。
幅広い科目は「ここが出たら仕方ない」という感じで、捨てる勇気も必要です。
ちなみに、僕が受験生だった平成15年から16年は、北朝鮮拉致問題が大きかったので、時事対策として、北朝鮮の政治制度である一党制については押さえておきました(時事問題でも「誰が拉致された」みたいな問題は出ません)。
どのような教材に取り組んだか
インプットについては、手持ちの行政書士試験用教材の他、社会情勢や時事に関する小型の書籍を繰り返し読みました。
あとは、新聞やテレビのニュースも、直前期以外は目を通していました。
アウトプットについては、その年度向けの行政書士試験問題集を繰り返し解きました。
逆に、過去問には取り組みませんでした。
どのような勉強方法を取ったか
基本的には法令科目と同じで、テキストを理解した後に、問題集取り組んでいました。
あとは、上記の小型の書籍を持ち歩いて、電車の中や駅のホームでほぼ毎日読んでいました。
すき間の時間も、積み重なれば膨大な時間になります。
本試験での結果
- 1回目の受験 → 11問中 6問の正解でした
- 2回目の受験 → 11問中 6問の正解でした
※ 旧試験の「社会科学」としての結果です
実務小話
たまにご依頼者様から、雑談として、社会問題について話をふられることがあります。
そのときに、行政書士として恥ずかしくない対応ができるように、社会問題に関する一定の知識はあったほうが良いです。
あと、会計用語については、企業法務のご依頼者様とお話をしているときにでてくることがあるので、多少は知っていないと恥ずかしいです。
「なんで行政書士になるのにこんな勉強をしてるんだろう」とモチベーションが下がっているときは、この話を思い出していただけますとうれしいです。