地方自治法|総計予算主義の原則
地方自治法の「なぜ?」を解説します
一切の収入及び支出をすべて歳入歳出予算に編入するのはなぜ?
原則として、一会計年度における一切の収入及び支出は、すべてこれを歳入歳出予算に編入しなければなりません(地方自治法210条)。
なぜ、このような原則があるのでしょうか?
会計面の不正が起こらないようにするため
会計面の透明性は大変重要なので、「お金の流れに関することは予算に編入する」という形で明らかにしておく必要があります。
もし収入及び支出を予算に編入しなくてよいとなると、どのような会計が行われるか分からなくなり、その不透明さから会計面で不正が起こるおそれがあります。
そのような不正を防止するために、総計予算主義の原則は存在します。